git ブランチを消してしまった時の対処法
- 2024.07.13
- programming
チーム開発に参画していますが、ある時意図せずにGitのブランチを消してしまった。どうしよう…
Gitが不慣れだと、とても不安ですよね。
Gitを操作していて、普段とは違う挙動をしてしまった時の対処法を載せましたので、よかったら参考にしてください。
落ち着く
ブランチは基本的には復元可能です。
誤ってブランチを削除してしまった場合でも慌てず、まずは落ち着いて対応しましょう。
報告
Gitは複数人が協力して作業しています。
そのため、ブランチを削除した場合、チームの他の方に迷惑がかかります。
自分で復元を試みる前に、責任者やチームリーダーに報告しましょう。
リーダーから他の方に現状を周知してもらう必要があります。
ブランチを削除した身に覚えがない場合でも、プルやフェッチがうまくいかない、コミットに失敗する..等、通常の挙動と異なる時は報告をしましょう。
なぜ、そのような挙動になるか初心者や、Gitに不慣れな方はなかなか理解ができません。
そのため、しかるべき人に報告して対応してもらった方が、チーム全体のためになります。そのためのリーダーだと思ってください。
復元を試みる
自身で復元を試みることになった場合、以下の手順で復元できるかもしれませんので試してみてください。
1.削除したブランチの復元
もし直近で削除したブランチで、まだキャッシュされている場合は、以下のコマンドで直接復元することができます。
git checkout -b “branch-name” origin/”branch-name”
このコマンドは、リモートのブランチからローカルにブランチを作成します。ブランチが完全に消去されていない場合に有効です。
2.リファレンスの確認
git reflog コマンドを使って、ローカルリポジトリで行ったすべての操作のログを確認します。
ここで削除されたコミットやブランチの情報を見つけることができます。
3.コミットやオブジェクトのハッシュを利用
git log –all –graph –decorate などのコマンドで、ブランチやコミットのハッシュを確認し、削除されたブランチがどのコミットに属していたかを見つけます。
その後、必要に応じて
git checkout -b “branch-name” “commit-hash”
を使って、削除されたブランチを再作成することができます。
4.リモートリポジトリの確認
ブランチがリモートリポジトリにプッシュされていた場合、リモートリポジトリからブランチを再度クローンすることもできます。
最後に
ブランチを誤って削除した場合でも、ほとんどの場合において復元可能ですが、すぐに行動することが重要です。一度他のブランチで作業を進めたり、コミットを行うと、復元が難しくなることがあります。
以上、本記事が参考になったら嬉しいです。
では、次の記事でお会いしましょう。
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