[ソムリエが解説]ワイン初心者へ、カリフォルニアワインのすすめ

[ソムリエが解説]ワイン初心者へ、カリフォルニアワインのすすめ

「ワインの事を知りたいけど、何から始めたらいいの?」
と思う方も多いはず。

そんな方にワインを知るための第一歩をご提供します。

ワインを知るための流れがこちら。

ワインのタイプとブドウの種類を知る→購入→とにかく飲んでみる

ワインはお酒です。嗜好品です。

それは、ビールも同じ。

でもなぜか、ビールは仕事終わりに気軽に飲めるけど、ワインとなるとハードルが高くなりませんか?

それは、知らないから。

まずは、知る事から始めてみましょう。

ワインの事が分かると、このようないい事がありますよ。

・ワインを食事と合わせることで(マリアージュ)、普段の食事が楽しくなる
・ワイン好きが集まるワイン持ち寄りパーティが楽しすぎ
・レストランで堂々と注文できる

そんな、ワインライフの第一歩を踏み出そう!

僕も、今でこそワインが好きになり、ソムリエの資格も取得し、ワインに携わる仕事をしていました。

しかし、そんな僕も初めからワインが好きだったわけではありませんでした。
良きワインとの出会いが僕のワイン人生を変えました。

そんな体験をあなたにも!

ワイン初心者はカリフォルニアワインがオススメです

「ワインといえば、フランスやイタリアでしょ?」と思う方も多いはず。


確かにこれらの国は、ワイン作りの歴史があり、伝統的であることから、ワインの世界では旧世界(Old world)と呼ばれていいます。

一方、アメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド等の比較的ワイン作りの歴史が浅い地域は、新世界(New world)と呼ばれています。

ワイン初心者は断然、新世界のワイン、特にアメリカのカリフォルニアワインをオススメします。

なぜか?

分かりやすく、かつ毎年安定の品質だから。

カリフォルニアワインはわりと骨格のしっかりしたワインが多く、ブドウの個性がハッキリと出ているワインが多いです。

ワインに飲み慣れていない方でも、果実味の多さから単純に美味しいと分かりやすい。

これは、カリフォルニアがもつ気候がワイン用ブドウ栽培に向いている気候である事が関係しています。

・比較的雨が少なく、少し乾燥している地域
・1日の寒暖差が大きい事

大まかにはこのような条件がよいブドウを作ると言われています。

カリフォルニアでは、この気候条件は基本的には毎年同じ。
そのため、いわゆるあたり年やはずれ年という事が少ないように思います。

これは、ワインを扱う飲食店においては、非常にありがたい。
年によってワインの品質にバラツキがあると、少し扱いにくいですよね。

その為、安心して、毎年同一品質のワインが分かりやすく飲めるという点において、カリフォルニアワインがオススメです。

初心者が知っておくべきワインのタイプとブドウの種類は4つです

「初心者は、カリフォルニアワインから入るのが良い事は分かった。
でも、カリフォルニアワインといっても、たくさんの種類があり何を選んだらいいのか迷うな、、、」

そんな方に、ワインのタイプとブドウの種類を4つお伝えします。

ワインのタイプとブドウの種類には関連性があり、自分好みのワインのタイプを知りたければ、ブドウの種類をおさるべし!

赤ワイン

ブドウ:Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン)
タイプ:
・ミディアム〜フルボディ(重め)
・渋味と果実味が豊富でしっかりとした濃厚な印象
・ステーキなどの肉料理と相性がよい

ブドウ:Pinot Noir(ピノ・ノワール)
タイプ:
・ライトボディ〜ミディアムボディ(軽め)
・渋味がやや大人しく、酸味がやや豊かなのでスッキリとして軽やか
・照り焼きなどの甘辛い和食とも合わせやすい

白ワイン

ブドウ:Chardonnay(シャルドネ)
タイプ:
 ・辛口
 ・果実味とアルコールが豊かなので、コクがあり、ふくよかな印象
 ・広範囲の料理に合わせやすい。ピザやハンバーガーなどのカジュアルな料理とも合う

ブドウ:Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)
タイプ:
 ・辛口
 ・キリリとした酸味でスッキリとした印象。ハーブのような清々しさを感じる
 ・カルパッチョなどの魚介料理と合わせやすい
    

基本的には、上記の赤ブドウ2種と白ブドウ2種の4種をおさえておけば
オッケー。

それぞれタイプは両極端。

赤は、重めのカベルネ・ソーヴィニヨンと軽めのピノ・ノワール。

白は、同じ辛口だけど、ボリュームのあるふくよかな印象のシャルドネとキリリとシャープな印象のソーヴェニヨン・ブラン。

タイプから、自分好みのワインから始めてみて下さい。

ワインのラベルから情報を読み取ろう

「ブドウの種類も分かった。自分好みのワインも分かった。いよいよ購入だ!、、、でも、その情報はどこに載っているの?ワインラベルの読み方を知りたいな。」

こんな悩みに答えていきます。

ワインのラベルから分かる事

①生産者or商品名
②産地
③ブドウの品種
④ブドウ収穫年

ざっくり、ラベルからこれだけの事がわかります。

ここで、②産地と③ブドウの品種

それぞれ、深掘りで解説します。

産地

これは、ワインの原料であるブドウが育った産地を表しています。
(ワインを作る、ワイナリーの所在地ではないのでご注意下さい)

この産地、とっても重要なんです!

なぜなら、ワインはブドウの産地で大きく変わるから。

ん?どういう事?

ワインの原料はブドウ。
そのブドウは育った環境によって大きく影響を受けます。

土壌、空気、水、風、日照量、、、ブドウが育った環境全てを表現したものを
テロワールなんて言ったりします。

テロワール」、ワインを知りたい方は、この言葉は押さえておきましょう!

テロワールによって、ブドウの個性が決まる。ブドウの個性が決まればそのブドウで作られるワインも個性が決まる。

それほど産地が重要なのです。

これ例えて言うなら、「魚沼産コシヒカリ」と思ってくれたらいいです。

「コシヒカリ」というお米は日本全国で作られていますが、どこで作れられたか?ってけっこう重要ですよね。

「魚沼産」がいいんですっ!

ブドウの品種

Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン)
Pino Noir(ピノ・ノワール)
Chardonnay (シャルドネ)
Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)

このほかにも、ブドウの種類はたくさんあります。
この4つは特にメジャーなので押さえておきましょう。

時々、ブドウの品種が書かれておらず、「Red Blend」もしくは、ただ「Red wine」と表記されているものがあります。

ん?どういう事?

これは、「複数種類の赤ワイン用ブドウを混ぜて作られている」ということを表しています。

ブドウ品種名のラベルでの表示については、実は法律で決まっています。

アメリカのワイン法と呼ばれる法律によると

主となるブドウが75%以上使用している場合は、その主となるブドウの品種名をラベルに記載してもいいよ、と言っています。

先程の「Red Blend」は、主となるブドウが75%にも満たしませんよ、と言っているのです。

ブドウの品種が明記されておらず、「Red Wine」とだけ表記されている例

ここでは、「いくつかのブドウが程よくブレンドされているんだな」と思って下さい。

ワインを知るためにはとにかく飲んで自分の基準をつくる

「購入にあたり、いくらぐらいのワインがいいの?」

「ワインを飲む際に、どうやって飲んだらいいんだろ?飲み方を知りたいな…」

こんな悩みに答えていきます。

いくらぐらいのワインがオススメ?

白ワインであれば、¥1500前後

赤ワインであれば、¥2000前後がいいです。

なぜなら、

・僕の経験上外れが少ないから
・飲食店で扱うワインはこれぐらいの値段が多いから
・自分の中に基準を作るならこれぐらいから始めた方がよいから

一本1000円未満のものから、数万円の物まで、ワインの価格は幅が広い

その中で、価格以上に品質の良いワイン、いわゆるコスパの良いワインを見つけた時はとてもうれしいものです。

まるで、宝探しで宝石を見つけたような気持ちになります。

でも、コスパの良い悪いは、ある程度自分の中に経験がないと分からないんです。

そこで、まずは基準をなるワインを選び、それを飲み続けて、自分の中に基準を作りましょう。

その基準作りのワインとして、安すぎると基準が安ワインになってします。

かと言って、高くても負担が重いですよね、、、(泣)

そこで、僕が飲食店でワインを提供していた経験上

品質的に外れが少なく、かつ、お客様に自信をもって提供できるカリフォルニアワイン

それが、

白ワインであればれ¥1500前後、赤ワインであれば¥2000前後のワインです。

ワインを飲もう!

さあ!いよいよ実践です。

知識を入れても、実践無くしては上達しません。

例えて言うなら、
ルールブックや技術書を読んだだけでは、野球やサッカーが上手くなるわけではありませんよね。

ワインを飲む際には注意点があります。

当たり前ですが、ワインはお酒です。飲み過ぎに注意しましょう!

そこで、オススメしたいのが1人1週間で1本というペース。

僕は毎晩、1杯(120cc〜150cc)ないしは2杯のワインを飲むようにしています。

これだと、だいたい5日〜6日で一本を飲み切ります。

残り2日〜1日は休肝日。
1週間のうちでお酒を飲まない日を作ります。

これを、同じ銘柄、同じブドウのワインで4本(4週間)続けます。

そうするこで、自分の中で基準が作られます。

基準が作られたら、同じ銘柄だけど、ブドウの種類を変えてみる。

もしくは、同じブドウだけど、銘柄を変えてみる。

と言ったように、どう違うのかを観察します。

これを繰り返すことで、経験値がつまれます。

ワインを味わう際の手順は3つです。

ボトルを開栓して、グラスにワインをトクトクトク、、、

いきなり、口に入れてはいませんか?

ちょっと待って下さい!

ワインを味わう最初の一口、ここに五感をフル活用!

ワインを知る為に①見る②香る③味わうの3ステップを踏みましょう。

ワインを入れるのは、グラスの4分の1程にして下さいね。

①見る

まずは、観察しましょう。
明るいところで、グラスを正面に斜め45度に傾けます。
背景は白い方が好ましい。

 観察ポイント
・濃淡→赤ワインであれば、グラスの向こう側が濃くて見えないか、薄くて見えるか
・色合い→グラスを傾けた時の液面の外側(縁)に注目


②香る

香りを取る際には2段回です。

空気を含ませない場合と含ませた場合。

最初に、グラスを鼻に近づけて、強く短く“スッスッ” と香りを取ります。この時の印象をおぼえて下さい。

次に、グラス内に空気を含ませます。ワイングラスを回して、中のワインが渦をまくような感じです。この空気を含ませる行動をスワリングと言います。

十分に空気が入ったら、もう一度、“スッスッ”と強く短く香りをとります。

どうです?最初に取った香りと印象が変わりました?

ここでは、「なんとなく印象が変わったなあ、」と思ってくれたらいいです。

変化を楽しむのも、ワインの魅力の一つです。

③味わう

ワインを一口含みます。
口の中全体に行き渡らせ、歯茎にもワインを当てます。
最後は飲み込んで、鼻から息を出します。

この時、赤ワインであれば、甘み、酸味、渋みのバランスを感じます。
渋みは、歯茎で感じます。
歯茎がキューと締め付けられるような感じが強ければ強いほど、渋みが強いと言えます。これを収斂性(しゅうれんせい)と言います。

白ワインであれば、甘みと酸味のバランスを感じます。

飲み込んだ後は、喉の奥でアルコールを感じます。
アルコール度が高いと喉が熱くなる感覚があります。

その後、余韻を感じます。
一般に余韻が長ければ長いほど良いワイン(高級な)とされています。

最後に鼻から息を出すのは、ここでも香りが楽しめます。

まとめ

ワイン初心者の方は、カリフォルワインがおすすめです。
毎年安定の品質で、分かりやすくおいしいです。

ぶどうの種類、これだけは押さえましょう!

赤ワイン

  • Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン)
  • Pino Noir(ピノ・ノワール

白ワイン

  • Chardonnay (シャルドネ)
  • Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)

お好みのブドウからはじめてみて下さい。

ワインの経験値を高めたければ、まずは、基準となるワインを一本選んで自分の中に軸を持ちましょう。

その際、ワイン選びの参考として、白ワイン¥1500前後、赤ワイン¥2000前後のカリフォルニアワインですと、ハズレが少なくて続けやすいですよ。

あとは、実践あるのみ。とにかく飲んでみましょう!

最初の一口に五感をフル活用。

ワインを味わい、感じて下さい。
難しく考えずに、ただ楽しみましょう。

飲み過ぎ注意です。1人1週間1本が無理なく続けられるペースかと思います。

それでは、素敵なワインライフをお楽しみ下さい!

今回は以上です。
また別の記事でお会いしましょう!