おうちで実践、失敗しないワインと食事の組み合わせ
- 2020.05.27
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誕生日、結婚記念日、クリスマス、ホームパーティー、、、特別な日に欠かせない美味しい食事。
そして、ワイン。
でも、おうちで食事とワインを合わせたいけど、どうしたらいいの?
こんな疑問に答えていきます。
本記事の内容
・失敗しない、ワインと食事の組み合わせの基本 ・3つのパターンで解説。ワインと食事の合わせ方
僕が日本食レストランで、ソムリエとして勤務していた経験から解説します。
この記事を読んでくれたら、食事に合わせるワイン選びにもう迷わない!
楽しいワインライフの第一歩を踏み出しましょう!
失敗しない、ワインと食事の組み合わせの基本
結論
赤ワイン→複雑な料理、肉料理
白ワイン→シンプルな料理、魚介料理
がいいですよ。
複雑な料理には赤ワイン、シンプルな料理には白ワインの理由
ワインの持つ味わいの要素
赤ワインは、甘味ー渋みー酸味の三要素
白ワインは、甘味ー酸味の二要素
赤ワインの方が「渋み」という要素が入り、この三要素が複雑に絡み合います。
一方、白ワインは二要素しかないため、シンプル。
そのため、複雑な赤ワインには、煮込み料理や、いくつかの調味料を使った複雑な料理がよく合う。
一方、白ワインは、素材の良さを生かしたシンプルな料理がよく合います。
赤ワインとお肉がよく合う理由
お肉の脂を赤ワインの渋みがきれいに流してくれるから。
そのため、脂のしつこさを赤ワインが軽減してくれます。
しかし、この渋みが魚介の生臭さを増長させてしまう。
魚介と赤ワインを合わせない方が良いのはこのため。
白ワインと魚介がよく合う理由
魚介の生臭さを、白ワインの酸味が軽減してくれるから。
白ワインの酸味には、レモンのような柑橘系の爽やかな酸味が含まれます。そのため、白ワインをレモンのように使うといいですよ。
例えば、カルパッチョや生牡蠣にレモンを絞る感覚で、白ワインを合わせてみましょう。
さらに、肉料理との相性はどうでしょうか?
実は、肉料理と合わないわけではありませんが、インパクトの強い肉は、シンプルな白ワインでは負けてしまうかなと。
白ワインの良さを活かせないですね。
ただ、赤ワインと魚といったような、負の作用に働くことはないので、そこは、白ワインが持つシンプルな故に守備範囲が広いと言えるでしょう。
だだし、例外もあります。
赤ワインだったら、絶対に肉!
白ワインだったら、絶対に魚!
すみません、ここまで、長々書いてきましたが、これらは「絶対」ではありません。あくまでも基本。
ここからは、ちょっと応用編
赤ワインと魚を合わせてみる
結論
・渋みのおとなしいワインを選ぼう
・青魚よりは、赤身の魚 [魚種を選ぼう]
・塩焼きよりは、照り焼きで [調理法の工夫]
ワイン選びは渋みのおとなしいワインを。ピノ・ノワールなんかいいですね。
サンマやサバなどの青魚はより生臭さが際立つので、避けたほうが無難です。一方、マグロなどの赤身の魚は、魚の持つ豊富な旨味や複雑味から割と合わせやすいです。
また、調理法も工夫しましょう。シンプルな塩焼きよりは、照り焼きが合わせやすいです。
照り焼きには、みりんが使われています。この、みりんの持つ甘さと、ワインの果実味がマッチします。魚と合わせるというより、このソースと合わせるといった感じです。
白ワインとお肉を合わせてみる
結論
・牛肉よりは鶏肉で
・タレ焼きよりは、塩焼きで [調理法の工夫]
白ワインはシンプルな故に、比較的なんでも合わせやすいです。より、肉料理と合わせたいのであれば、複雑味の強い牛肉よりは、シンプルな鶏肉がいいでしょう。
また、タレ焼きよりは、シンプルに塩焼きがおすすめです。
塩の持つミネラルと白ワインの持つミネラル感がマッチしますよ。
3つのパターンで解説。ワインと食事の合わせ方
ここからは、基本の深堀り。そして、ちょっと視点をかえた、ワインと食事の組み合わせ方を3つのパターンでご紹介します。
ここを読みすすめてもられると、ワイン選びがより簡単になりますよ。
パターン①ワインのタイプから食事を選ぶ
基本の深堀り。
先程は、大きく「赤ワイン」「白ワイン」に分けて解説しました。しかし、これだと結構ざっくり。
赤ワインの中でも、フルボディ、ライトボディといった様々なタイプがあります。
ブドウの種類によって、タイプ、特徴は様々。
そこで、ここではぶどうの種類とその特性を列挙します。
ワインから料理を選ぶのか、料理からワインを選ぶのか。
参考にしていただけたらと思います。
赤ワイン
ブドウ:Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン)
タイプ:ミディアム〜フルボディ(重め)
・渋味と果実味が豊富でしっかりとした濃厚な印象
・ステーキなどの肉料理と相性がよい
ブドウ:Merlot(メルロー)
タイプ:ミディアムボディ〜フルボディ(重め)
・渋みと果実味が豊富。カベルネソーヴィニヨンに似ているが、少しまろやか
・ステーキや煮込み料理によく合う
ブドウ:Syrah(シラー)
タイプ:ミディアムボディ〜フルボディ(重め)
・黒胡椒を思わせるスパイシーな香りと濃厚な味わい
・中華料理やエスニック料理と合わせやすい
ブドウ:Pinot Noir(ピノ・ノワール)
タイプ:ライトボディ〜ミディアムボディ(軽め)
・渋味がややおとなしく、酸味がやや豊かなのでスッキリとして軽やか
・照り焼きなどの甘辛い和食とも合わせやすい
白ワイン
ブドウ:Chardonnay(シャルドネ)
タイプ:辛口、
・温暖な地域(アメリカやオーストラリア等)
果実味とアルコールが豊かなので、コクがあり、ふくよかな印象
・冷涼な地域(フランス等)
ミネラル感があり、フレッシュな印象
・広範囲の料理に合わせやすい。ピザやハンバーガーなどのカジュアルな料理とも合う
ブドウ:Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)
タイプ:辛口
・キリリとした酸味でスッキリとした印象。ハーブのような清々しさを感じる
・カルパッチョなどの魚介料理と合わせやすい
ここに挙げたブドウの種類は、主要なものばかり。
お近くのスーパーのワインコーナーを覗いてみてください。きっと見つかるはずです。
パターン②産地で合わせる
郷土料理と地酒。
人々が暮らしてきた長い歴史の中で、その土地で培われた料理と酒。
当然、自分たちが、ふだん食す料理には、おいしいお酒を合わせたいと思うもの。
「郷土料理と地酒」この2つは同じ風土で育ち、それぞれが互いに合うように進化していると言えます。
そこで、この考えをワインでも。
例えば、
イタリア料理にはイタリア産ワインを。フランス料理にはフランス産ワインを。
こんな感じで、産地で合わせてみてはいかがでしょうか?
その土地にいった気分を味わえるかもしれません。
パターン③シチュエーションで合わせる
今日は休日。朝から雲ひとつない、どこまでも透き通った青い空。気温はぐんぐん上がり初夏を思わせる。時折ふく風が心地よい。もうすぐランチの時間。
こんなとき飲みたいワインは?
僕だったら、清涼感のあるよく冷えた白ワインですね。
こんな感じで、今自分がどんなワインを飲みたいのか?
状況に応じで飲みたいワインをチョイスするのも面白いです。
まとめ
失敗しない、ワインと料理の組み合わせ。
基本
- 赤ワイン→複雑な料理・肉料理
- 白ワイン→シンプルな料理・魚介料理
ブドウの酒類別おすすめ料理
赤ワイン
- カベルネ・ソーヴィニヨン→牛肉のステーキなどの肉料理
- メルロー→ステーキ、ビーフシチューなどの煮込み料理
- シラー→中華料理やエスニック料理
- ピノ・ノワール→照り焼きなどの甘辛い料理
白ワイン
- シャルドネ→広範囲の料理と合わせやすい。カジュアルな料理とも合う
- ソーヴィニヨン・ブラン→魚介料理
郷土料理と地酒の考え方→産地で合わせてみる。
その時の気分で飲みたいワインから、料理を合わせてみる。
ワイン選びに少しでも参考になったらら嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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