何をしたらいいかわからない方へ。「現代語訳 論語と算盤」から学ぶ志の立て方

何をしたらいいかわからない方へ。「現代語訳 論語と算盤」から学ぶ志の立て方

「自分は何をしたいんだろう、、、?」
「どうしたら、自分のやりたいことが見つかるんだろう?」

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

 ・自分の人生、何していいのか分からないのが当たり前
 ・先人の知恵を借りましょう。渋沢栄一と論語
 ・志を立てる具体的方法

本記事の信憑性

本記事は、「現代語訳 論語と算盤」(渋沢栄一 訳:守屋淳)を参考に、志のたて方(立志)について書きました。

自分のやりたいことが見つかれば、あとはそれに向けて邁進するだけ。その先に、新しい自分が出来上がります。

失敗してもいい

新しい自分になる為にはどんどん諦めずに挑戦していく。

挑戦をインストールして、自分の人生どんどんアップグレードしていく。そんなイメージです。

自分は何をしたら良いのか分からないという方へ

結論、分からないのは当たり前です

なぜなら、現代に生きる私たちは生まれながらにして自由を得ているという事実。

私たちは、日本国憲法によって、住む場所や、職業を自由に選ぶことができます。

例えば、一枚の白紙と鉛筆を渡され、突然「自由に絵を描いてください。」と言われたらあなたは何を描きますか?

人によってはこう思うでしょう。

  1. 何を描こうか迷う
  2. 絵を描くのが下手なので、笑われたら嫌だな
  3. めんどくさい
  4. よーし、あれを描いてやろう!

人は、「自由」と言われると案外、迷ってしまうものです。

これは、自分の人生でも同じことです。

本記事を読んでいる方であれば、1か2の方がほとんどではないでしょうか?

3の方は、そもそも自分は何がしたいなんて考えていない方。

一方、4の方は、自分のやりたい事を見つけ邁進している方。

もし、これが「あなたの好きな果物を描い下さい。」と言われたら。

おそらく、多くの人がすぐに描き始めることができるでしょう。

あなたの人生、果物に縛られて良いのでしょうか?

”生まれながらの聖人なら、志を立てることに迷いはないかもしれない。しかしわれわれ凡人は、そうはいかないのが常である。”

「現代語訳 論語と算盤」(渋沢栄一・訳:守屋淳)ちくま新書p51 より

つまり、我々凡人は志を立てることに迷うのが当然ということ。

自由を手にした現代に生きる私たちは、自分は何がしたいのか分からないというのが当たり前です。

渋沢栄一と論語

自分が何をしたらいいのか分からないは当たり前。そうであるならば、先人の知恵を借りましょう。

なぜなら、

先人も同じ人間。私たちの持つ悩みはおそらく先人も同じような悩みを持っていたはず。そこから、ヒントが得られるからです。

渋沢栄一は、明治維新を生き「近代日本の設計者の一人」とされている実業家です。

彼が設立に関わった会社は481社とされ、その他、慈善事業にも関わり、「日本資本主義の父」と呼ばれています。

JR、日経新聞、サッポロビール、みずほ銀行、帝国ホテル、、、今でも残るこれらの企業の設立に関わった人物です。

そんな彼が、「人はどう生きるべきか」。その道徳を学んだのが「論語」でした。

ビジネスには、道徳が必要である。その手段が論語だったのです。

著書「現代語訳 論語と算盤」より志の立て方

”目の前の社会風潮に流されたり、一時の周囲の事情にしばられたりして、自分の本領でもない方面へ、うかうかと乗り出してしまうものが多い。これでは真に志をたてたとはいえない。”

「現代語訳 論語と算盤」(渋沢栄一・訳:守屋淳)ちくま新書p51 より

志とは、周りがなんと言おうと自分の中から湧き出るものでなければならないということ。主体性を持つということです。

では、どのように志を立てるとよいのか?

”まず、自分の頭を冷やし、その後に、自分の長所とするところ、短所とするところを細かく比較考察し、そのもっとも得意とするところに向かって志を定めるのがよい。”

「現代語訳 論語と算盤」(渋沢栄一・訳:守屋淳)ちくま新書p51 より

まずは、自己分析しましょう。あなたの得意なことはなんですか?

「得意なこと?う〜ん、、、」という方。

私が思うに、主体的でなければならないということから、自分の中の「なんとなくワクワク」する気持ちに耳をかたむてみてはいかがでしょうか?

また、志を立てると同時に環境も大事と述べられています。

”自分がその志をやり遂げられる境遇にいるのかを深く考慮することも必要だ。”

「現代語訳 論語と算盤」(渋沢栄一・訳:守屋淳)ちくま新書p51 より

志を立てるための具体的行動

自分の中の「ワクワク」に耳を傾けましょう。

なぜなら、ワクワクする気持ちは主体的だからです。

具体的行動として、以下の3点をおすすめします。

  • 本屋に行って、本を購入してみる。
  • 旅に出てみる。人に会ってみる。
  • お金を貯める。

本屋に行って、本を購入する。

本屋に行きましょう。

本屋には、分野ごとに本が置いてあります。その空間には、自分でも気が付かなかった、興味ある分野が見つかるかもしれません。

なんとなくでいいです。興味を持った本を手にとって購入しましょう。

「一冊の本との出会いが、その後のあなたの人生を変えた。」なんて話は結構あるものです。

ネットでも本は購入できますが、できれば本屋に直接足を運ぶ方がよいです。

なぜなら、ネットでは、現時点での自分の興味ある分野しか探さないから。

新しい自分を作りたいのであれば、未知との遭遇が不可欠です。

旅に出てみる、人にあってみる

多様な価値観に触れてみる

知らない土地に行って、知らない人に会ってみる。自分とは価値観の違う環境に身を置くことで、自分の知らなかった「ワクワク」に出会えるかもしれません。

旅は目的を持って行いたいものです。

自分とは境遇の異なる人たちに触れ合ってみる。

新しい価値観を取り入れる。

なんでもいいです。目的を持って旅に出ましょう。

お金を貯める

やりたいことが見つかった時のために、軍資金は貯めておきましょう。

なぜなら、やりたいことが見つかった時にやり切る環境を整えるためだからです。

やりたいことがあるのにやらない理由で多いのが、「お金がない」「時間がない」です。

やり切る環境を作る為にも、現時点でやりたいことがなくてもお金は貯めておきましょう。将来のあなた自身に対する投資です。

まとめ

「自分は何がしたいのか分からない」という方へ。

自分の人生、迷うのが当たり前。だから、先人の知恵をかりましょう。

自分の志は自分で立てましょう。
自分の中の「ワクワク」に耳を傾けてみて行動してみてはいかがでしょうか?

具体的行動おすすめ3選

  • 本屋に行って、本を購入してみる。
  • 旅に出る。人に出会う。多様な価値観を受け入れる。
  • お金を貯める。

この記事があなたの役に立ったら嬉しいです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!