Webに使われている主な技術3つを紹介
- 2024.07.27
- programming
Webが動くために使われている技術はどんなものがあるのか?
ざっくり紹介していきます。
Webを支える技術
Webを支える技術とは、インターネット上のウェブサイトやウェブアプリケーションの動作を支えるためのさまざまな技術やプロトコルの総称です。以下に主な技術3つを紹介します。
- HTTP
- URI
- HTML
HTTP
HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)は、ウェブブラウザとウェブサーバー間で情報をやり取りするためのプロトコルです。HTTPは、クライアントとサーバーがどのようにリクエストとレスポンスを交換するかを定義するための一連の規則や標準です。
HTTPの基本的な仕組み
クライアント-サーバーモデル
- クライアント: ユーザーがウェブページを閲覧するために使用するウェブブラウザなどのアプリケーション。
- サーバー: ウェブページやその他のリソースをホストし、クライアントからのリクエストに応じてリソースを提供するコンピュータ。
リクエストとレスポンス
- リクエスト: クライアントがサーバーに送信するメッセージで、特定のリソースを要求します。
- レスポンス: サーバーがクライアントに返すメッセージで、要求されたリソースやその状態情報を含みます。
HTTPメソッド
HTTPリクエストにはさまざまなメソッドがあり、リクエストの種類を示します。主なメソッドは以下の通りです。
- GET: サーバーからリソースを取得します。ウェブページを表示する際に最もよく使われます。
- POST: サーバーにデータを送信します。フォームの送信やデータのアップロードに使用されます。
- PUT: サーバー上のリソースを更新します。
- DELETE: サーバー上のリソースを削除します。
- HEAD: GETメソッドと同じですが、レスポンスボディを取得せず、ヘッダーのみを取得します。
- OPTIONS: サーバーがサポートしているHTTPメソッドを問い合わせます。
URI
URI(Uniform Resource Identifier、統一資源識別子)は、インターネット上でリソース(資源)を一意に識別するための文字列です。URIには、特定のリソースを指し示すための方法や場所に関する情報が含まれます。
URIの主な構成要素
URIは以下のような構成要素から成り立ちますが、必ずしもすべての要素が含まれているわけではありません。
- スキーム(scheme): リソースにアクセスするためのプロトコルを示します。
例えば、http、https、ftp、mailtoなどです。 - ホスト(host): リソースが存在するサーバーのドメイン名またはIPアドレスです。
例えば、www.example.com。 - パス(path): サーバー内でのリソースの場所を指定します。
例えば、/path/to/resource。 - クエリ(query): リソースに関する追加情報を提供するためのキーと値のペアです。
例えば、?key1=value1&key2=value2。 - フラグメント(fragment): リソース内の特定の部分を指し示します。
例えば、#section1。
URIの分類
URIは、特定の機能に応じて以下のように分類されます。
- URL(Uniform Resource Locator): リソースの場所を示します。
例えば、http://www.example.comのように、アクセス方法(スキーム)とリソースの位置(ホストやパス)を含みます。 - URN(Uniform Resource Name): リソースの名前を示します。リソースの位置には依存せず、一意に識別するための名前を提供します。
例えば、urn:isbn:0451450523は、特定の本のISBN番号を示します。
URIの使用例
- ウェブサイトのアドレス: ウェブブラウザでウェブページを開くために使用されます。
- ファイル転送: FTPプロトコルを使用してファイルを転送するために使用されます。
- メールアドレス: メールクライアントで特定のメールアドレスにメールを送るために使用されます。
URIは、インターネット上でリソースを一意に識別し、アクセスするための基本的な仕組みであり、ウェブの機能を支える重要な要素です。
HTML
HTML(HyperText Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)は、ウェブページを作成するための標準的なマークアップ言語です。HTMLを使用して、ウェブブラウザに表示されるテキスト、画像、リンク、動画などのコンテンツの構造を定義します。
Webはこうした技術に支えられ、情報の共有、コミュニケーション、エンターテイメント、ビジネスなど、さまざまな目的で利用され、現代社会において欠かせない存在となっています。
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