サンフランシスコ、ジャパンタウンにて、変り種のお寿司を食べよう。天禄寿司さんのご紹介。
- 2020.01.24
- レストラン
日本食といえばお寿司。
だれもが認める、日本の食文化の代表ではないでしょうか?
ここサンフランシスコでも、沢山の寿司レストランがあります。
それだけ、日本人以外の諸外国の方に受け入れられているように思います。
天禄寿司(テンロクズシ)さん
サンフランシスコ市内に数ある寿司レストランの中から、今回ご紹介したいのが、天禄寿司さんです。
ジャパンタウンにあり、ジャパンセンターという、モールの中に入っています。
いわゆる回転寿司で、連日多くのお客さんで賑わっています。
回転寿司と言っても、お寿司は職人さんがちゃんと握っています。ネタとシャリが若干日本の物より大きいですが、食べ応えがあり、味も美味しいです。
職人さんは見たところ日本人では無く、メキシコ人の方でした。
どこで修行したのでしょう?手際良く魚を捌き、寿司を握る様子が伺えます。
最初の頃はとても驚きました。
こうして、日本の食文化が海外で広まっていくのですね。
王道のマグロの赤身です。
値段設定ですが、お皿の色で細かく決められています。
$2.75〜$7.75の8種類。
決して安いとは言えませんが、そこは、サンフランシスコ価格でしょう。
変り種寿司のご紹介
ここで、おそらく日本にはない、ここに来たら食べて欲しい変り種のお寿司を紹介したいと思います。
リッチな一品
こちらは脂の乗ったサーモンを少し炙り、少しのネギトロとイクラが乗っているなんともリッチな一品です。
口にすると香ばしさが口の中に広がるとともに、魚の脂と旨味が広がります。イクラ、ネギトロとの相性も抜群。贅沢な一品です。
黄身ソースが目を引く、刺激的な寿司ロール
こちらは巻き寿司。巻き寿司といっても海苔は内側、ご飯と魚が外側にあります。
ご飯の中身は、カニをマヨネーズでマリネードしたものとアボカド。外側の魚は白身の魚でしょうか。こちらも少し炙ってありますね。
そして、トップに乗っているのが、ハラペーニョと呼ばれる唐辛子の一種(緑の輪切りのきゅうりのようなもの)。黄身のソースが乗っています。全体に甘辛い照り焼きソースがかかっていますね。
見ただけではどんな味なのか、想像がつかないです。
口にしたら、とても複雑な味でした。魚の旨味、アボガドのまろやかさ、マヨネーズが全体を包み、美味しさを味わっているところに、ハラペーニョの刺激的な辛さ。
癖になりそうです。
珍味、コリコリ食感がたまらない
こちらは軍艦巻
口にした瞬間、コリコリとした弾力のある食感。「貝かな?」と思って、店員さんに聞いたところ、なんと「なまこ」!?だそうです。珍味です。
絡めてあるソースは、こちらもスパイシーな甘辛ソース。寿司飯との相性は良いです。
邪道 or 進化
サンフランシスコに来た当初、「こんなものは寿司ではない」「日本人からすると邪道だ」なんて思ったものです。しかし、今は慣れて「これはこれで美味しいよね」と思えるようになりました。ある意味「進化系」ではないかと思えるようになりました。
カリフォルニアロールは有名ですが、ロール寿司は内側に具材と海苔、外側にご飯というスタイル。中の具材にはアボカドが使われています。なぜこのようなスタイルになったのでしょうか?
一説によると、アメリカでは、黒い食べ物を食べる習慣がなく、海苔の黒を表にだすと敬遠されるというものです。その為、ご飯の白を表に出したそうです。
また、具材にアボカドを使用しています。
アボカドはとっても人気の食材で、滑らかな食感、健康面でも注目を集めています。
また、わさびのようなツーンと鼻にくる辛さではなく、唐辛子のような舌に刺激的にくる辛さを好む方が多いです。
その為か、寿司にスパイシーソース、または、スパイシーマヨネーズを使う事が多いです(これが結構いけます、、、)。
広がる箸文化!?
私がサンフランシスコに来る前は、外国の方は、生魚を食べない、箸は使えないというイメージがありました。しかし、こちらに来て驚いたことは、多くのアメリカ人が寿司店で生魚を食べ、箸も上手に使っているという光景でした。
以前のイメージは古いのかもしれません。
箸を上手に使えるということは、一つの教養であると世界の方が認めているような気がします。
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